Eshaktiが急成長した理由

イシャクチはアメリカシアトルにあるブランドメーカーで、婦人服のオーダーメードを安価で通販している会社です。私がバイマ(Buyma)でバイヤーをしていた2012年に、たまたま商品を検索中に目に止まったブランドです。「こんなに素敵な商品をオーダーメイドで作って、どうしてこんな価格で売れるのか?」ということがずっと気になっていて、今回調べてみることにしました。調べていくうちに、バイマのバイヤーの経験なしでは気付かなかったであろう「個人輸入の盲点」にたどり着くことができました。イシャクチとバイマは共にこの「個人輸入の盲点」をうまく利用して、コンセプトの中にうまく組み込んでいることに気付きました。

私はビジネスを学校で学んだことはなくこれは素人の書いたレポートですが、私なりの視点でイシャクチについて考えてみました。ちょうど去年の年末よりPowerPointを練習しており、これが私のPowerPointの第1号になります。このブログはPowerPointをWord に直してパブリッシュしたため、図がうまく写っていない部分がありますが、PowerPointのファイルのURLを次のブログに載せる予定ですので、そちらを参考にしてください。

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  1. イシャクチはアメリカシアトルにあるブランドメーカーで、婦人服のオーダーメードを安価で通販している会社です。私がバイマ(Buyma)でバイヤーをしていた2012年に、たまたま商品を検索中に目に止まったブランドです。「こんなに素敵な商品をオーダーメイドで作って、どうしてこんな価格で売れるのか?」ということがずっと気になっていて、今回調べてみることにしました。調べていくうちに、バイマのバイヤーの経験なしでは気付かなかったであろう「個人輸入の盲点」にたどり着くことができました。イシャクチもバイマも共にこの「個人輸入の盲点」をうまく利用して経営のコンセプトとしていることに気付きました。(この部分リピート)
  2. 検索によると日本での知名度はほとんどなく、私がバイマで数ヶ月間バイマサイトに掲載していた以外は、福島市にある個人のセレクトショップ(1件)でイシャクチの商品が店頭にて販売されているのみです。バイマの購入者はブランド商品にしか興味がないようで、私が商品掲載したオーダーメイドのイシャクチの商品にはアクセス数はあまりありませんでした。
  3. 検索の結果、日本ではイシャクチのような「既製服+オーダーメイド」のサービスは見当たりませんでした。また、婦人服オーダーメイドを検索するとほとんどがウエディングドレスになってしまうようです。また日本では、オーダーメイドのパターンメーキングはコンピュターで裁断するように成りつつあるようですが、それでも服を個人のテラーに頼むとかなりの金額になってしまいます。

 

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 それではここで簡単なイシャクチの会社の概要と歴史についてをお話し対と思います。

  1. イシャクチは2004年にアメリカのシアトルに 衣料品会社として設立される
  2. 2005年CEOのB.G. Krishnanは2人の投資家を得て、会社のコンセプトの建て直しを図る。紳士服ラインを含めた婦人服以外のラインのすべてを削除し、「安価なオーダーメイドの婦人服」という今までの通販の常識を超えた画期的なコンセプトで再スタートする。特に「プラスサイズ」に力を入れ今の形になる
  3. アメリカ、カナダの他に、インドでの婦人服の販売ネットワークを拡大中
  4. 2011年11月に3Mの資金を集め、会社の規模を拡大する
  5. その後急成長し2012年にはアメリカ北米で”Best of the Web – Internet Retailer Hot 100 – 2012″ 通販のベスト100に選ばれる   以上Wikipedia参照

以上のようにイシャクチは2005年に投資家を得て販売コンセプトを変更することに成功し、2011年には資金調達して市場を拡大し、2012年には通販の分野でベスト100にランキングされました。今現在ノリに乗っている状態で、これからもっと知名度を得て、今以上に市場を拡大して行くことでしょう。

イシャクチは(有限会社)LLCで、本社はシアトルで工場がインドにあるせいか、年間売上や従業員数などはっきり調べられませんでした。ですので年間売り上げの比較など、数字上の比較が資料不足のため載せられませんでした。

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  1. イーシャクチのメインはドレスで、デザインは襟ぐりの大きく開いたアンティック風のものが多く、フェミニンなイメージにデザインされています。ウエストと胸周りが合えばOKのデザインで、袖は短めが多く、長さも選べるため、サイズ選びに間違いは少ないかと思われます。ふくよかな女性が着ても、体系をカバーし、しかもチャーミングな印象をあたえるようにデザインされているようです。もちろん普通サイズの方が着てもとても素敵ですが、イーシャクチはプラスサイズ層がターゲットです。購入者の年齢層は20代前半から40台前半でしょうか。主流は20代、30代でしょう。
  2. イーシャクチで販売されている商品はドレス、ブライドメイド用ドレス、トップ、スカートのみになっています。他の通販の婦人服からすると商品ラインも絞られていて、商品数も少ないです。2月5日現在、「リゾートドレス、プリスプリングドレス」と称して春物のドレスを販売しています。色、素材、価格からフィルターを掛けることにより、簡単に商品を検索できるようになっていますが、もとよりドレスの合計が141点と全部見ても疲れない数で、選択がありすぎて逆に混乱するようなことはないと思います。通販サイトによっては、種類を載せ過ぎ見つけるのに時間が掛かり、決める前に疲れてしまうのは私だけではないと思います。
  3. ドレスは袖の短いデザインが多く長袖は少ないですが、北米では冬の間もオフィスのヒーターががんがん効いていますので、オフィスで袖なしを着る人達もけっこういます。イーシャクチのドレスは丈の短いカーディガンかジャケットとの組み合わせが合うようです。
  4. サイズはアメリカサイズで0から36W、日本サイズですと6号からになり、最大で36Wでバスト165.5cm、ウエスト150cm、ヒップ175cmになります。サイズは21種類からという幅広い選択ができます。

次にイーシャクチの注文の手順を追ってみましょう。

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素敵なグリーンのドレスをサンプルに選んで見ました。ボトルグリーンカラーという色の名づけも素敵です。素材はニットで商品価格は$59.95とリーズナブルです。$7.50払うと、襟ぐりと袖丈と着丈を選択できるようになっています。ポケットは無料でなくすこともできます。

  • リンクされているEshaktiのウエブサイトに行き、実際のオーダーの仕方と選択の仕方を説明する。
  • 選択のセレクションの幅の広さを強調する。

イーシャクチのウエブサイトはここから入れます。

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  1.  北米では結婚式を華やかに彩るブライドメイドのドレスデザインは、花嫁の衣装、お食事の内容の次あたりに重要とされますが、上のイメージはイーシャクチのブライドメイドのドレスのページの一部をウエブサイトから切り抜きました。
  2. イーシャクチはブライドメイドのドレスを豊富にそろえていて、おしゃれでリッチな仕上がりになっています。特にこのブライドメイドのドレスに力を入れているようで、ウエブサイトでは1番始めのタブになっていて目に付きます。種類も豊富で布地もポプリン、レース、クリノリン(スカートがふわっと広がるデザイン)からの選択に分かれています。
  3. 金額は約$60から$200で、別売りでクリノリン用スリップ約$90を販売しています。ブライドメイドのドレスを販売する通販が他にもいくつかありますが、金額設定も他の通販よりも安価で、デザインも優れていることがわかります。

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次にイーシャクチの発送について考えてみたいと思います。

通販では発送がとても重要なウエイトを占めますが、インドに縫製工場を持つEshakti の商品発送のシステムはどうなっているのでしょうか。

  1. インドの縫製工場から商品が購入者に直送なので、US 税関を通ることになりますが「1日の商品金額の合計が$200以下の発送は、関税が掛かりません」とイーシャクチの発送の際の注意事項にに記載されています。
  2. イーシャクチの商品は1点の商品価格が$200以下で、関税が免除になることがわかります。イーシャクチはこの個人輸入の盲点をうまく利用してビジネスに生かしています。ブログ1号で書きましたが、バイマも関税を回避する方法を大きく利用してビジネスに生かしています。偶然にも?この2つの会社はどちらも2004年に設立されていて、個人輸入という点から共に多大な穏健を受けて急成長を続けています。
  3. 送料について 

追跡付きでこの金額は、かなり安価で設定されています。

オーダーが$49.99以下は$9

オーダーが$50以上$74.99は$9.95以下省略

オーダーが$200以上の場合は$24,95

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次にイシャクチの市場について考えてみたいと思います。

イシャクチの市場は、北米、カナダそれとインドに市場を拡大していす。北米ではイシャクチ公式サイトとアマゾンで販売されています。

Amazon のイシャクチへはここから入れます。

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商品を販売していく上で、商品の 1)ユニーク性 2)価格競争3)ターゲット層の設定 4)必要経費削減 は重要なポイントですが、広告は必要経費で市場拡大するために必須です。また個人輸入はユニーク性に含まれます。

ちなみにインドでの縫製工場の平均自給は0.50~0.60ドル(US)とかなり低く、北米で1人あたり自給10ドルの人件費で計算すると、同じ金額でインドでは16.5人から20人分に相当します。北米の1人当たり1時間の人件費は、インドでは2日間分の人件費に当たることになります。

このように人件費の安いインドでの縫製なので、オーダーメイドという時間と手間のかかるサービスをこのような安価で提供できることがわかります。

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イーシャクチはリピターが多く、人気の理由を考えてみたいと思います。

  1. 購入者は常に「選択」を好み、デザインを選択できることを「自分がデザインした」と感じることができ、創作の喜びも味わうことができます。また購入客は、「自分がデザインした」ドレスを熱狂的にまたは誇りげに友人に見せ、そのことについて話します。
  2. 購入者はオーダーして商品が手元に届く2週間の間、商品を心待ちに待ちます。ドレスを普通の通販で購入してもこんなに興奮と満足をあたえてくれることはありません。安価でこれだけの満足を得られるのですから、リピーターになる確率は高いと思います。
  3. 多くの人に共感してもらいたい気持ちがファッションブロガーを駆り立て、自分がイーシャクチのドレスを着た写真付きのブログを作ります。イーシャクチはファッションブロガーから気に入られていて、ブログをはじめ雑誌などでフリーで商品を紹介されています。またうわさを通して情報が広がっていき、宣伝費を掛けずに宣伝されているという点も見逃せません。ブログのサンプルはここから入れます。

これが私の「イーシャクチの人気の理由を探る」のレポートの終わりです。最後まで読んで下さりありがとうございました。PowerpointのファイルのURLは次回のブログでご紹介します。